KKCのこと

  発足は1996年ですから、あしかけ22年となります。蒸機工作派の全国的集団をめざし、40名程でスタートして、現在は130名を超えます。一番の目玉は同人誌。二ヶ月に1回の刊行で、今回132号となりました。父の逝去と東日本大震災でそれぞれ1回休刊しましたが、それ以外は定期刊行を継続しました。100号で編集者の交代を画策しましたが、皆さん辞退され、鉄道史料と同じ様にいまだにコンが編集/発行しています。そのための工作の滞りは織り込み済み、132号は今夜無事正規版が出来ましたので、これから配信です。KKCは敷居が高い等と揶揄されていますが、蒸気機関車の模型を作りたい方なら誰でも入会は可能です。唯一の制限は近代の制式蒸機の制作を主とされている方にはご遠慮願っております。何デヤ!と言われそうですが、あくまでコンの勝手な設定です。制式機はキットや完成品がありますので、スクラッチなんてしないでしょ?でも名も無い古典機や地方の小型機は自作しないと作れないのですよ。そういうスタンスで「古典機、軽便、そして地方鉄道」というグループを立ち上げ、TMSみたいに頭文字のアルファベットでKKCとなったのです。今夜132号の版下製作が午前1時半に終わり、祝杯をあげながらブログを書いていると言うわけです。
  酔って言う訳ではないけれど、蒸機はいろいろ難しいです。軽便祭だって、記念はいつもDLでしょ?決して蒸機では無い、でも猫屋線で蒸機が発売されると、皆さん注目される、つまり蒸機はあるいみではヴィンテージなのだと思います(わ!酔ってる!!)。コンも白状すると、高校生の頃はL型のDLが好きでした。つぼみの森林タンクより、あのDBディーゼルが好きだったのです。年をとるに付け、蒸機の奥深さに気づき、ある時期に、余生は蒸機を作ると決めて、凸電やDL模型を全部放出してしまいました。
  コンはKKCを始めて良かったと思うのは、一匹狼を群れるように出来た事。KKCの絆は可成りのもので、集会では和気あいあい、素晴らしい人間関係が得られました。KKCではこれまで派閥闘争や路線紛争は一切無く、いつも楽しくおつきあいが出来ましたが、恐らくその根源は「模型は独自に楽しむものであり、押し付けあうものではない!」と言う事だったと思います。Oゲージの大型機から超小型のナローゲージまで、ともかく工作好きなら集まりましょう!という呼びかけが奏効したのかな?と自負してます。
  あ、もうこの辺で止めます。ジョギングは26分28秒。元気ですよ!明日から工作だ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。