東原氏のペショ(21)無事走りました!

  そういうわけで、ショートの対策を施して、何と言う事無く走りました。しかし、時々カカリます。すべてクロスヘッドと第1動輪ロッドピンの干渉です。

  ところで、私信でご指摘を頂いたのですが、本機はボルスターの位置がかなり高く設定されています。この方式は旧い凸電の模型で採用されたものですが、もしトレーラーを牽引させた場合には、動力台車は第1動輪が浮く方向に傾き、第2動輪で走っている状態になります。すなわち、ボルスタはなるべく低い位置にしないと、台車に進行方向に傾く応力が加わってしまうと言う事です。あの東原さんの作品を動くようにするという1点で、このような考察がごっそり抜けておりました。今後製作される方は、本機のボルスタの高い方式は間違いですので決して採用されない様お願いします。
  動画を録りました。

まだギクシャクしますので、もう一段の整備が必要ですが、走るようになって、安堵しました。委託品と言う事もあり、プレッシャーもありましたが、多分本機のレストアは誰もやらないでしょうから、恐いもの知らずでぶつかっていって良かったです。学ぶ事も沢山ありましたし、往時の苦労も偲ばれます。塗装はやり直しますが、本当に生前の東原氏にお会いしたかったです。
  台風ですからジョギングはもちろん中止。仙台は風が強いだけ、湿度は200%。台風の被害に遭われた方にはお見舞い申し上げます。震災経験者としては、どうしても気になります。