ブレーキシューの疑問

  今日も同業の役員選挙で工作は出来ません。
  関西の有名なOJゲージャーのM氏は、D52を精力的に製作されており、そのレポートを拝受しました。勝手な引用でご迷惑があればお詫びしておきますが、ちょっと疑問を感じたので、その話題です。
  D52のテンダー台車のブレーキシューの形状です。M氏によれば、前進時にブレーキが良く効くように、前進時に食い込みやすい形状になっていると語られていました。


  手元に組立図は無いのでスタイルブックで確認した所、なかお氏もこの点はきちんと図面に反映されており、さすがと感じましたが、以前にDさんからリーディングとトレーリングの問題を解説して頂いて、ブレーキの効きを左右するのはハンガーを介してシューにに加えられる力の角度と踏面の接線との角度で決まると思っていましたので、シューの形状を変える事で効きが変わるのかどうか?が疑問でした。大切なのはハンガーに加わる力の方向だと思いますが、果たしてこのような形状で効きが違うのでしょうか?言い換えれば、シューの面の面積が同じの場合、形状で効き方に差が出るのか?ということです。食い込みやすい形状が効果的なら、多くの車両のシューの形状がこのような変芯制輪子の形状を取るのではないでしょうか?残念ながらコンには実験出来る環境も設備も無いので、シューの形状でブレーキ効果に差が生じるか?という点は検証出来ません。識者の方のご意見を賜れば幸いです。