蒸気分配弁(1)基礎工事

  蒸気分配弁はキャブ内では一番目立つ存在で、小型機の場合には左右にインジェクターへの蒸気管、それにどこからか圧力計への配管の出口があり、上方には汽笛への蒸気のサプライ装置となります。本機の場合本体は花瓶状の円筒で、左右にインジェクターへの蒸気管が出ており、そのバルブが左右に並びます。そこで、台座を作ってφ0.4で貫通孔をあけ、それが左右のインジェクターバルブ取り付け部としました。画像の右が本体で、プレスして火室のカーブに合わせ、その後リベットを埋め込む予定です。左右の取り付け部には例の菱形の継ぎ手があります。いつものように六角ヘッドで菱形削りをしましたが、左右の孔を均等にあけるのが大変難しい。孔はφ0.25でクロステーブル送りでも上手くいかない。3ヶ目で頭に電燈が灯り、難なく均等の孔をあける事が出来ました。ワークを前後左右に精密に動かす事の出来るクロステーブルに取り付けた万力にワークを銜えて行うわけですが、どのようにしたのでしょうか?

  この方法を発見した時、「バカみたい!」と力が抜けました。あとは作業するだけなので、ターレット(蒸気分配弁)の製作は問題ないでしょう。あとはボイラー上の止水栓ですね。独特の形態です。わからないところ、教えてくださいね。
  ジョギングは29分1秒。わずかに29分に届きませんでした。秋の連休に槍ヶ岳というお誘いもありましたが、機構が変わりやすい事と、まだまだメタボの身体では無理と諦め、来年のお盆まで1年かけてトレーニングする事にしました。今日から禁酒です(本当かな?)