ガイドヨークの造作

  実物の加減リンクはヘルムホルツのようにラジアスロッドと滑り子が連結されていて、滑り子が加減リンクを上下してニュートラルからフルギヤ、バックギヤと切り替えられるわけですが、この小さいロコでは無理。せめて、ラジアスロッドを上下させる「吊りリンク」が目立つので外観だけでも付けようと思います。材料は0.2×0.5の帯材でこれに0.25の孔をあけて巾を0.4まで削り、カーブさせてガイドヨークの切り込みに差し込む作戦です。吊りリンクは諦めてφ0.25の洋白線でそれらしく見せるようにします。このスケールではそういう妥協も必要でしょう。

  気がつけば1時を回っていましたので、取り付けは明晩。しかし、こういう小さなものはキツく差し込んで、動かないようにした所でハンダを流すのが御定法、糸鋸の切り込みは0.2よりわずかに小さいのがよろしい。実験ではバローベの#6-0の刃厚が0.18なので公差0.02で嵌め込めると言う事がわかりました。

  もちろんスリワリフライスは1/100単位であるのですから、t0.18のスリワリフライスでも同じ事は出来ますが、そりゃあアマチュアですからそこまではしませんよ。ただ、糸鋸の刃厚を利用した嵌め合いは、技法の引き出しに納めておいて損はありますまい。
  外は冷たい雨、ジョギングは無理です。テレビをちょっとだけ付けたら、キューバ戦で山田君のホームランに出くわしました。こういうときには良い事が有りそう・・。