トーマシェイに挑戦(3)コネクティングロッド

  かつて乗工社のPUシリーズを「サイドロッドが無いのは許せん!」とすべてサイドロッド付きに改造した人間ですので、このシェイにコネクティングロッドが無いのも何とかしたい、ということで昨日の構想をやってみました。
  まずクランクをカットして、ヤスリで平滑にし、いつもの方法で作った偏芯板を貼付けます。これで、クランクは「偏芯クランク」になったわけですね。

  コネクティングロッドはt0.4。乗工社のロッドの余りの素材でチャッチャツと作りました。嵌め込み式ですので、そのように加工しています。クロスヘッドは省略。先端の線でシリンダー内に納まって頂く予定。

  出来ました!ストローク0.5ミリですが、コネクティングロッドはちゃんと上下します。

  とまあ、上手くいったように書きましたがトンデモナイ。まず、ロストのエンジンの弁室部分に孔をあけようとして、キリを折り込みました。また、このようにラインシャフトは後ろに抜けるすると、コネクティングロッドの装着はきわめて厄介で、ロッドの先端部分をどのように受けるかで、四苦八苦しました。さらに、コネクティングロッドはクランクケース内では最大の厄介者で、案の定あちこち当たります。一番は実物でもアーチ型に欠き取ってある部分で、何故そこが欠き取ってあるかは、コネクティングロッドを作って初めて理解出来ます。当たり取りに明日一晩かかりそうです。その時にまた詳細をレポートしましょう。今回のトライアルは、クランクシャフトを1本の線で済ます為に、クランクの受けを偏芯板にしたという試みです。アイデアは悪く無いと思いますけれど、やはり面倒ですね。ご参考まで!