てんびん棒を検証してみます(2)どうやらバネ可動機構のようです

  トーションスプリングに使う為に、果たしてφ0.6の燐青銅線は在庫があるのかな?と探してみたら。ありました!FUKUHARAという記載はもう貴重品ですね。

  完成しました。動きはやはりスプリングです。車輪は連動しませんでした。当然、中央の固定ビスをゆるめればグラグラになるだけです。等角逆捩りが効かない事は明白でした。ただ、スプリングの効きは大変素晴らしく、これはこれで良い工夫と思います。

  Ue氏が故伊藤剛氏のフカひれイコライザを改良したアイデアをそのまま、作ってみました。いわゆる「等角逆捩り機構の一つの解」ですね。尚、この機構にはまだ問題があり、車輪が上下した時にボルスターが傾く欠点があります。試作検討中の段階ですので、このまま真似される事はご遠慮ください。

  等角逆捩り機構は、片方の軸の傾きを逆にしてもう片方の軸に伝えれば良い訳ですから、D氏のパンタグラフ式とか、ベルクランク方式、あるいはリンクを使う等様々考えられ、もしかしてまた新しい機構が考案されるかも知れません。今回のてんびん棒はそんな新しい「解」ではないかと錯覚してしまったコンの粗忽でした。すでにK氏もバネである事は認められており、この問題はこれで解決と思います。
  では明日からエアーロコ!