ボール盤コレクション終了!

  本日アシナのASD305を取りにこられた方がおられ、高速ボール盤も御所望でしたので、このFUJIのFBD-6をお奨めし、引き取って頂きました。この2台のボール盤で、ボール盤の環境は完璧でしょう。

  こちらも高速ボール盤の名機、日本精密のBDK300。これも少しトウが立っていましたが完動品で、嫁入り先が決まりました。

  これで、現在残っているのはアシナ1台とキラのKND-8が1台となりました。問題はこのアシナちゃんで、何とチャックがJ8という8ミリまで銜える事の出来る大型が付いています。ということは1ミリ以下のドリルは銜える事が出来ず、模型としての実用性は低いです。しかし、希望者もありましたので、ともかくチャックを外さなくてはなりません。しかし、おそらくは錆び付いているのでしょう、付属のナットをまわしてもビクともしません。いわゆる「チャック抜き工具」を自作するしかないのですが、15ミリ厚の鋼鈑を「コ」の字型にくり抜いてM6のネジを切るといった、タフな工作はしたくありません。いろいろ考えて、2ケのヤンキーバイスと鋼鈑(ダイヤモンド砥石)の組み合わせで何とかなるかもしれないと考えました。ヤンキーバイスは二つありましたが、一つはスピンドルとチャックの隙間に挟む事が出来ないので、バイスの切断という暴挙にでました。アゴを薄くするだけですので、再びバイスとして使えます。

  はずすべきチャックには軽くφ6のピンの代用品(ボルトを切ったもの)を銜えておきます。

  そうして、2方向からヤンキーバイスアゴをチャックの丈夫に当てて、下のアゴは鋼鈑を当てて、バイスをじわじわ締めつけるのです。このとき、鋼鈑は、きちんと巾を合わせておくべきと感じましたが、もう始まってしまったのでエイヤッと外しました。

  ちなみに一人では絶対無理です。カミさんの応援を頼み、バイスを締めましたが、ビクともしません。最後に、バイスのハンドルを大きなプライヤで把持して、バイスも大型のスパナで把持してエイッ!と締めたらバキッ!!という大音響とともに外れました。案の定錆びついていましたが、何とかJT1は温存されました。チャックが外れたので記念撮影です。尚、この方法はかなり邪道であり、まちがってテーパを損傷する可能性もあります。専用のベアリング抜き工具を使う方法がベストだと思います。真似はなさらぬ様お願いします。

  代替のチャックを手配しました。しかし定番であるGLOBE(堀内製作所)のドリルチャックはネットでの扱いがありませんでした。やむなくMONOTAROUでユキワのMG5を注文しました。GLOBEよりユキワはかなり安いですね。
  これで、ボール盤コレクションの整理がほぼ終わりました。あとはキラのKND-8が行かず後家状態です。どなたか引き取ってもらえませんか?これも良い品です。