旧作健在10 9600と8550

  しばらく旧作の駄文でお閑を頂戴します。まず9600。珊瑚模型店の代表的な製品です。空制のパイピングが賑やかな9600の場合、ボイラが太めなのは、かえって力強さを強調してグーなのかもしれません。しかし、初期のバッファー付きのスタイルを模型化すると????となります。やはりボイラー太すぎます。さすがに久保田氏の作品を見るとボイラ径は絞ってますね。

  一方こちらは8550。言わずと知れた片野氏の名作です。あの記事は、蒸機製作の標準記事であり、あれ以降、きちんとした蒸機の作り方の記事は無いのです。その8550
良いスタイルで、コンも7作目に作りましたよ。その後、このスタイルが、ボイラーが細過ぎるということが判明しました。でもこの細めのボイラーの8550が模型界ではスタンダードになり、誰も異議を申し立てなかったのです。デザインとはそう言う事なのかも知れません。凡才のコンにはハードルの高い問題です。

  明日で一仕事終わります。たまには工作の話題をご紹介したいです。