芯押し台の高さ調整

  仲間の掲示板で、旋盤の芯押し台の高さ調整の話題がありました。コンのML210も芯押し台のセンタがちょっと低く、コレットでワークを銜えて、芯押し台にダイスを取り付けてネジを切ると、いつもダイスがわずかに浮き上がる感触がありました。非常に雑な方法ですが、とりあえず0.1t燐青銅板を切り出して、Bベッドに挟めてみました。その結果、Vベッドの前方に燐青板を噛ませると、センタのずれがかなり改善される事がわかりました。ハレーションが出ましたが、芯押し台の下部でベッドの前方に写っている板がそれです。

  調整はこのようにしました。芯押し台のドリルチャックにφ1.2の真鍮線を銜えて、主軸にはφ1.2の時計コレットをセットします。

  芯押しをして真鍮線がコレットにスッと入ればOK。ひっかかるときには、薄板で調整します。今回は一発で良くなりました。多くのML210は芯押し台のセンタが低めの様なので、これで調整出来ると思います。カミソリみたいなもんですね。固定は油に強いロックタイト#603を使いました。

  まだまだ同人誌の編集作業に追われています。しかも明日は休日当番で日中仕事です。