南予のBrooks(29)煙突の製作
本機の煙突は、裾が長方形のタイプです。t0.2燐青銅板にリベットを打って丸めてカットします。
問題は煙突本体とのハンダ付けです。手持ちでは絶対に傾きます。そこで今回は初めてのトライアルをしてみました。つまり、このように真鍮のビス(今回はM1の六角)で仮固定してハンダを流すのです。これなら裾が傾いたりズレたりすることはありません。
ハンダを流せば真鍮のビスもハンダで固定されますので、モトツールで頭を削り落とします。
この後再び旋盤で銜えてビスの孔をあけなおして、ボイラにビス留めとなります。キャップは嵌め込むだけで、取り外し式にすると、磨き出しに便利です。
思いのほか上手くいきました。ドームの裾の円板も同様の方法で出来ますね。これは新しい技法として引き出しに入れておきます。