フォーニィの誘惑(7)ギヤボックス完成

  失敗したのは神の配剤かも知れません。ご指摘いただいたように、アイドラギヤの大きさで減速比は決まりませんし、T12ですとモータの位置が低過ぎでした。ここはもともとのT24をそのまま使いました。もちろんギヤの厚みはt1.96まで削りました。方法は述べるまでもないでしょう。無事完成しましたよ。

  押さえ板は巾3ミリで、巾2ミリのギヤを逃げるので、華奢なもんです。

  フレームにギヤボックスやモータを固定しないで、このように吊り掛け式にするメリットが、完全には理解出来ていないのですが、音等の面でやはり吊り掛けが望ましいでしょうね。ギヤボックスが出来ましたので、フレームのギヤボックス部分は切り落とします。

  これで第1次の基礎工事は終わり、いよいよボギー化の実際に進みます。今回の目的は曲線通過と安定した牽引力であり、従う台車の動力化は電気抵抗等である程度同期するようにしてみるつもりです。従ってワルシャーとバルブギヤも省略、上廻りではエアータンクも省略して、蒸気ブレーキの簡素な姿で完成に持ち込むつもりです。もとよりスケールモデルは考えておらず、プロトタイプを模したセミフリーです。