日車20t(1)ううむ・・・

  ちょっとお話ししにくい理由で16番を再開します。Wrenはともかく走る見通しが立ったので、1月程ペンディング
  トーマさんの日車20tは大好きなCタンク、以前に自作してました。本機はHenshelのコピーで、後方の炭庫が斜めになっているのが特徴です。形態的には良いプロポーションです。

  フレームは余りに簡単なので呆れました。失敗のしようがないのです。トーマさんは完成まで1時間半とおっしゃってました。そんなバカな!と思いましたが、納得です。動輪の位相は良くあっていて、サイドロッドは3種類ある中間のもので一発でした。

  動輪押さえ板は第1動輪の軸箱部分のみわずかに広がっています。すなわち、第1動輪はタイトに左右動を殺すという設計者の意図がビンビン伝わってきます。

  で、ここまではスイスイでしたが、シリンダブロックの造作で唸ってしまいました。蒸機屋としては、スライドバーはシリンダの蓋の上方にハンダで固定すべきと言う固定観念があります。横から伸びてきて、スライドバーでござい、というのはどうかな?ましてやピストンロッドが角棒というのも受け入れがたい。よってスライドバー、ピストンロッドは旧来の方法で作り直すゾヨとなります。バルブロッドのグランドもきちんと表現されていますので、バルブロッドも付けましょう。あまりいじらない!というコンセプトは早くも崩れ去ってます。
  でも、これからアッと驚く展開が待ってますよ。ご注目!
  同人誌の編集はほっぽって、作りたくなりますよ!