Flying Zooのこと

  すでに故人となられた井上生三氏はFlyng Zooという模型製造ブランドを主宰しておられました。主として米国のナローもので、いわば米国専門模型店の先駆者でもありました。定期的に「めりけん・とい・ぼっくす」という小冊子を配布しており、会員になると送ってくれました。この小冊子は米国の模型事情が網羅されていて、例えばある鉄道のレイアウトを作る場合、地面の土はわざわざその鉄道の土を採取して作るとか、ボブ・ブラウンが地震で傑作のストラクチャーが壊れてしまった時、ボブは「地震被災地」なる立て看板を立ててそのままにしてしまったとか、なかなかうんちくのあるお話でした。全部ではありませんが、大事にファイルに保管しています。このブログの書き出しが、1マスではなく2マスあけるのは、とい・ぼっくすの真似です。また、会員になるとこのようなカレンダーがいただけました。

  1998年となっています。

  多少変わった性格の持ち主だったようで、俗に「3ショーゾー」と言われたお一人でした。もうお二人は名古屋で故人になられたF氏、そして大阪は浪速でご健在のK氏です。尚、sktさんは、この範疇ではありませんがしばしば誤解されるみたいですね(笑)。
  彼が取材したNGCのビデオも所有しています。井上氏は残念ながらその後病に倒れ故人となられましたが、彼の足跡は所々に散見されます。ボブ・ブラウンと親交があった事をとても自慢にされていました。ボブズ・ステインも購入しましたが、後にこれは○○を薄めただけのものと知りました。
  明日から、少しずつ工作を再開します。