宮崎コッペル(9)ブレーキ等

  ガゼットの編集長、ボブ・ブラウンの機関車はKATOのHOの下回りを使う事が多く、その理由は「調子良く走るから」だそうです。「飛ぶ動物園」の「といぼっくす」にはボブが「ブレーキは付けないよ。走るのに邪魔だろ?」と宣ったそうです。確かにあの実感的なレイアウトを静々と車両が走っている時に、ブレーキが付いていないなんて気にならないでしょう。ですから宮崎もせいぜいブレーキシュー/ハンガー程度で良かろうと思ってました。

  でも、待てよ!この宮崎が人手に渡った時、「ああコンさんの作りはこの程度ね」と思われるのがやはりシャクです。かといって、今更ブレーキを付けないわけにもいかないし、昔の様にブレーキ梃子を省略して線材で付けるのも退化したようで面白く無い。結局梃子も引き棒も付ける事にしました。ところが、一カ所失敗して作り直しです。

  「模型は走ってナンボ!」とプラグマティズムを謳っても、ディテールにどうしても拘ってしまう、モデラーの「業」を感じてしまいます。見てくれと動きと両方を欲張っているのですね。
  ジョギングは軽めで27分54秒。宮崎は結局作り込む事になりました。手放せなくならないかな?