ボール盤とクロステーブル

  いろいろ頼まれ仕事が有りまして、それを片付けてジョギングに出ました。ところが中途にRRRとなりまして、いつもの嫌〜〜な仕事が舞い込みました。
  そういう時には、気持ちが進まず、依頼のあったコアレスモーターのブラケットの製作準備で終わりました。
  ジョギングは21分58秒というキワドイタイム。
  ところで、ボール盤にクロステーブルを取り付けてどうするの?という話になりました。通常はポンチを打ったワークを捨て板もしくは固い木の上に手動で置いてボーリングするわけで、クロステーブルは何するもの?という疑問もわかります。
  ワークをクロステーブルに取り付けたバイスに銜えれば、孔あけの位置決めはクロステーブルのハンドルの送りで管理出来ます。ローラー運転台のステイもこのようにして孔をあけました。したがってポンチ等は打たずに、もみつけはセンタードリルとなります。前田師匠はクロステーブルにロータリーテーブルを取り付けて動輪のスポークのガイド孔をあけていました。ロッドの軸距離もクロステーブルで管理した方が精度が出ます。ですから、こんなゴツイボール盤に津田駒のバイスと言うバチアタリな作り方をしています。

  ASD305Hの場合にはクロステーブルにバイス オン バイスでいさみやの小さなバイスにφ0.6の真鍮線を銜えさせて、ルーマドリルのφ0.3で孔をあけます。ドコービルでは巾0.5の帯材に同様に孔をあけました。これは小林先輩の方法かこの方法しか無いと思います。

  キラやFUJIの高速ボール盤は懐が狭いのでこの方法は難しいようです。アシナのASD305はもはや入手困難、ASD305Hもあと1台ストックが有るだけです。クロステーブルまで考えたボーリングの場合にはテーブルの上下巾にゆとりが有る方が良いですね。