7000再び

  昨日のブログで、モーターを何に組み込んだか記載していませんでした。BLWの7000です。原設計はイーハトーブの瀬川良一氏で、ある意味では実物の忠実なスケールモデルよりカッコ良いというか可愛いデザインです。Ue氏のスケールの7000と並べてみると、そこに「16番の思想」が如実に浮かび出てきます。この事については、いずれ商業雑誌に投稿を考えてます。要旨は、16番は縮尺をある程度自由に(悪く言えばいい加減)することで、プロポーションやガニマタ感の解消をはかる、自由度の高いゲージであり、1/80で軌間16.5mmに対する呼称がないという議論は全く的外れであるということです。
  ま、ゴタクはこの辺にして、とりあえず走るようにしました。45年前の作品で、動輪はガタガタ、フレもあります。今回で3回目の改造ですが、初回はテンダーモーターで悲惨な走りでした。二回目はサガミを1220を第3動輪駆動として、ギクシャクはしりました。今なら絶対第2動輪に伝動するのですけれど、そこまでする事もあるまいと、キャブ後方からモーターのお尻が見えるのは我慢します。

  ウットリするくらい良く走ります。BタンクにミネベアSE15Hを入れた時に感動に似ています。このモーターもミネベアと同じ構造で磁石4ケ、6極です。低速のトルクが素晴らしく、とてもスローが効きます。A氏は次々と動力車のモーター交換にいそしまれていますが、宜(むべ)なるかなと思います。ナローならHOeの大きめの機関車ならOK,Oナローまで使えそうです。スローのトルクはIMONを凌駕しています。教えていただいたA氏には感謝の言葉もありません、旧い機関車のレストアにはトルクの強いモーターが適しています。今度の集会はそういうノリでやってみます。