フォーニィの誘惑(29)天窓

  フラックスの問題はもう少し実践して検討します。
  おっちょこちょいなので、まず天窓がどちらに開くかを確認し(たまに前方が持ち上がるタイプもあるので)、後方が持ち上がって開く事を確認して作業に入ります。
  丁度キットの幕板のパーツが余っていたので、それを曲げて天窓の縁を作ります。前方にφ0.4のキリを立てます。

  0.6×0.4のパイプをカットしてφ0.4線に差し込んでコの字に曲げて、前方の左右の孔に差し込んでみます。

  一旦これを外して、パイプ部分を屋根板にハンダ付けします。それからもう一度差し込んで、コの字の線を裏でハンダ固定すれば開閉式に成ります。この方法はかなり昔からやってました。しばしば、屋根を固定するビスをここに仕込んで、天窓を跳ね上げてビスを緩めると屋根が外れるなんてことをしてました。

  今回の作業はすべて飽和塩化亜鉛溶液を使いました。ジュッというよりはジュワッという音で、飛沫は飛びません。何となく感じがつかめてきました。
  Gootのステンレス用フラックスは500ccで800g近くありました。塩化亜鉛の濃度も相当濃いと思います。模型用の塩化亜鉛の濃度はどうでしょうか?もしかして飽和に遠く及んでいないシャブシャブなんじゃないかなと思います。フラックスの効果はあまり落ちないので、薄めても構わないということになったのかもしれません。塩化亜鉛飽和溶液でハンダ付けを実践されている方、是非コメントをお願いします。