塗装で苦戦

  の前に、昨日のタネ明かし。クリートの材料はこのエッチングのハンドルセットでした。他に利用出来そうなエッチング材を探しましたが、いずれも孔が大きく、このハンドルセットのなかから2ケ孔をφ0.4に穿けなおして、1本だけ残して全部切り落とすと言うバチ当たりな作り方です。現在超小型機用のバルブギヤのエッチング板を準備中ですが、それまでの辛抱。リンク等をエッチングで抜いた素材セットは使えると思うんですがね。

  下回りの塗装は完了。エンジンと台車は例の黒染めスプレーですが、台車を分解せず吹き付けたら、集電不良になりました。これから分解して、車輪の磨き出しと集電ブラシの整備に頭が痛いです。

  上廻りはまだ塗っていません。ドーム類は真鍮平棒にビス留めして塗ります。

  ハイホームで磨くと綺麗になりますが、水をはじきます。すなわち油脂部分が残っています。脱脂が完全かどうかは水をはじくか濡れるかで決まります。このことは覚えておいて良いでしょう。今回はスプレー式のブレーキクリーナーで脱脂しています。

  お友達にWrenの縁室扉を発送しました。この機関車は英国ではフランスのドコービルや米国のポーターと同等の有名な機関車なんですね。英国のキットは、バックマンの下回りを使った009的デザインで、大分プロポーションが違います。絶対フェルトバーンの下回りで作った方がカッコ良いです。ロッドは文字通り棒状で制作意欲をそそられます。シェイにも厭きてきたので、芸術祭が終わったら年末年始でWrenをHOeで作ってみたいな。実物は2フーターですけれどね。同じ様にドコービルもHOeに仕立てられるかですね。乙なら何とかなりそうですが、注文主がHOeという注文なのです。そこがネックで滞っています。
  明日は塗装三昧といきたいのですが、休日はカミさんと義理ドライブがありまして(これを怠ると工作をさせてもらえない、いわゆる粗悪炭を喰わせるテンダーと化す)なかなか大変なのであります。