シェイに挑戦(12)クランクケース(2)とクランクシャフト

  最初にクランクシャフトを作りました。というのは、クランクがうまくケースの中で回るかをチェックしないと、クランクケースは完成しないわけです。クランクはt0.8を二枚重ねで1.2間隔でφ1の孔をあけ、切り出してこのように組みます。このとき、センターのピンはあとで外すわけですので、ハンダが流れないドリルの柄を使います。クランクピン部分はφ1洋白です。

  ギヤを薄く削ってくランクを組みます。この時に大問題が発生しました。すなわち、ギヤ周辺のハンダ付けをどうするかです。ギヤとクランクは近接していて、ここに鏝を当てれば100%ギヤにハンダが廻ります。幸い手元にφ0.3の糸ハンダがありましたので、ギヤとクランクの隙間に糸ハンダを巻き付けてバーナーで炙りました。

  あとは慎重にクランク部分のセンターのシャフトを糸鋸で切除しました。Uさんのように、全部一体で削り出すなんて神業は出来るわけもありませんので。

  で、クランクケースの前カバーを作ってハンダで固定しました。やはり、クランクが一部干渉しましたので、例の歯科エンジンで削整しました。給油口?は「さかつう」の平径0.8六角ボルトを奢りました。

  下から見た所。ギヤもカバーギリギリで、このようなエンジン作りはいかにして「当たりを逃げるか?」を考えるのが要諦であり、また決まった時の楽しみでもあります。

  明日は休日なのに当番なんです。夜しか作れませんが、スリップエキセンを作ってみます。あとはホーンカプリングですが、これはロストで原型を作ろうとか思っています。明後日は所用で状況、これでコンのGWは終了です。