常総筑波鉄道常総線21号の製作(3)動輪の製作

  車軸はφ1.5なので、元のボスは埋めます。このようにスリーブを作り、きっちり嵌まり込むようにしてロックタイトで固定しました。

  あとはヤトイでセンターにφ1.5孔をあければ良い訳です。

  が、何と2枚の非絶縁車輪が導通不良でした。ロックタイトの被膜が絶縁被膜になってしまったようです。線材を埋め込んで補強しましたが、もしかしてロックタイトで絶縁車輪が出来るかもしれないと感じました。タイヤと輪芯がユルユルなら、被膜が絶縁体になる可能性があります。これは超小型の機関車の車輪等に使えるかもしれません。
  車軸も作りました。手でヌルリと嵌め込む事が出来ます。

  今回のクオータリングは例の治具と「平岡方式」でやってみます。形式5で車軸をφ1.5にしましたが、何の問題もありません。欧州ではHOの機関車の車軸はφ2です。制式機の大きな径なら車軸もφ3でしょうが、小型ロコならφ2の方がフリクションの関係で有利だと思います。明日動輪を組み立てて、フレームに入ります。今回はあまり「凝らず」に、フレームも中抜き等せず、「運転本位」で作ってみます。キャブ内や細かいディテールもかなり省く予定です。
  余談乍ら、実物で曲線通過対策にとられた「フランジレス」は模型では疑問です。フランジによる「横圧」は牽引力を増す為に必要で、フランジレスにすると牽引力が落ちる筈です。若い頃作ったフォーニィの第2動輪をフランジレスにして、悲惨な結果になった事を忘れてはいません。原型の7200は第2動輪フランジレスですが、今回はすべてフランジを付けます。その方が牽く筈です。