7200は改造中止です。

  甥の結婚式でした。甥の学生仲間が肩を組んで「乾杯」を歌っていました。ああ、自分もあんな時代があったなと、遠い青春に思いを馳せて帰って来ました。あらためて7200を見れば、それはまさに青春の思い出、旋盤もフライス盤も無く、万力と糸鋸、ヤスリで作った記念碑的なロコです。こりゃあ、迂闊に改造出来ないぞ!と感じ、改造を断念したのはこのシリンダーブロック。これ、何だと思いますか?このシリンダーブロックは鉄道模型社のBタンクの改造です。前後をヤスリで削って平らにしてから、t1.0の真鍮板をエポキシで貼付けて、ピストン部分に外径2、内径1のパイプを通し、そのパイプを案内にしてドリルレースで作った前後蓋をこれまたエポキシで貼付けた苦心作です。思えば、あの頃からピストンロッドの案内にパイプを愛用していたのですね。その時の工作の苦労が甦りました。

  鉄道模型社のBタンクのシリンダーブロックはダイカストにメッキを施したものなので、写真でその様子が伺えます。
  考えれば旧作のレストアは、極力原型をとどめて、走りのみ改良するべきなのでしょう。従ってこの機関車は、上回りは塗装し直して、もう一度「記念作」として動態保存すべきと思いました。ゆうえんさんのおっしゃるとおりでした。
  で、時間はかかっても新製します。動輪は4030のφ13で良さそうです。当然ベアリングを入れてみます。また、常総筑波21はテンダー機ではなくタンクロコであり、テンダーとエンジンのフレームはボルトで締結されていると聞いていますが、ここは「首振り」させたほうが楽しそうだし、ポイント/曲線通過も楽そうですね。第2動輪もフランジが付いていますし、新規の製造の方がベターと感じました。昨日の戯言はお見逃しください。