ボール盤を利用したリベット打ち出し機（続き）

　　問題はワークをどう固定するかです。付属のクランプは少し長過ぎてみっともないので、切断機でカットしました。

　　この端に1×2の帯材をメタルロックで貼付けました。これで、クランプによるワーク固定は「面」から「線」になるわけですね。

　　クロステーブルはアルミとプラなので、締めネジはキャップネジだと壊れそうです。バネ座金を介して蝶ネジで締める事にしました。クランプは２ケ用意して、大きなワークは二カ所固定とします。

　　思い切り深い打ち出しをしてみました。十分満足です。

　　回転させると真鍮では孔があいてしまいます。洋白や燐青等多少粘りのある素材なら回転押し出しも可能でしょう。旧いTMSで久保田富弘氏が「エッチングによるリベット表現は食傷気味で、打ち出しの頭の丸いリベットが懐かしい」と書かれていました。リベットの表現は打ち出しに勝るモノは無いと思います。昨日と今日のブログ内容で、多くの方が打ち出しリベットに挑戦されん事を祈念します。
　　今夜はこの後快削真鍮板の切り出しをしました。下旬の集まりの準備を少しずつ進めます。形式５の塗装で悩んでいます。