ボール盤を利用したリベット打ち出し機

  これはクラーケン氏の二番煎じですが、素晴らしい効果がありましたので、レポートします。クロステーブルの高さは43.4ミリでしたので、それを目標にダイホルダとダイを作りました。ホルダは動輪を作った時余ったφ21で裾にはM6のネジを切り、上部はφ6の貫通孔として、φ6のダイを差し込むようにしました。もちろんホーローネジで固定するようにして、高さ調整が出来るようにします。

  ボール盤のテーブルは少し斜めにして、向って左の溝にホルダをM6ネジで固定します。位置はポンチをチャックに銜えた状態でレバーを下げて決めます。

  ワークの固定は付属のクランプで十分みたいですが、少し改良します。
  1 mmの四角を打ってみました。グーです。しかも、回転させながら打つ事で、かなりクッキリしたリベットが打てます。

  そういうわけで、実際に工作したのはダイホルダとダイだけでした。ダイはφ6ドリルロッドで、孔はφ0.3です。これが一番神経を要する仕事でした。ワークの保持の仕方、直角平行の管理等の問題は残りますが、実に綺麗にリベットが打てます。しかもピッチはダイヤル管理出来ます。もちろんDRO化してもかまいません。今夜一晩の工作で送り付きのリベット内田式、いや打ち出し機が出来ました。お薦めします!