形式5組み立て記(6)水平チェックと煙室のリベット

  ここで水平チェックです。下回りをそのまま置くと、シリンダーブロックで傾きますので、フライスで使う敷板(正直板)をフレームの下に置いてキャブ等の水平チェック。

  さらに、ボイラーの水平もチェック。実はボイラーの水平は機関車の命とでも呼ぶべき物であり、蒸機でボイラーの水平の出ていない事は致命的なのです。

  これでチェックしながら、キャブのボイラー挿入部を調整します。定盤とハイトゲージ(トースカン)の世界です。
  ところで、キットの煙室のリベッとは浅くて小さく、作り直すべきと思いました。何しろ煙室はt0.5を丸めてあります。ということはローラー丸め作業でリベットは潰れているという事です。米国型の一つの魅力ですから、この部位は作り直すのが正解でしょう。そこで、リベット打ち出し機のダイを作り直しました。φ0.4で大きめで深いダイにしました。試し打ちはよさげです。

  「忙しい時程工作意欲が高まる」のは不思議ですね。学生時代は試験前、社会人になってからも、忙しい程作りたくなります。しかし、もはや明日から工作は休止です。同人誌の編集の仕上げをしたらまた工作台に戻ります。数日分のネタは仕込みましたので、毎日ブログは続けます。