南予のBrooks(58)キャブの作り直しその1

  そういうわけで、作り直します。設計もやり直しました。その時に、サイドタンクの高さを間違えたのは、ボイラー径を細くした時にそのまま下げてしまった事が原因と気づきました。ワークスフォトを縮小して検討すると2ミリ近く低かった事になります。またキャブそのものも、前方に2ミリ移動すべきでした。これだけの設計ミスは全く致命的で、つくづく造形力の無さを感じます。その分、作り直しは何回でも出来るタフさがあるのですけれど・・・。
  今回は1枚板を曲げてみる事にしました。問題は、その寸法。ぐるりと曲げると全部で何ミリ?スケールを当てて滑らせてみると67ミリとなりましたが自信がありません。そこで、テストピースを仮固定して、寸法を測るというアナログ的方法を取りました。すなわち、このように妻板に、テストピースをハンダ付けして、それを外して、長さを測るという作戦です。

  その結果66ミリと出ました。スケールをぐるりとまわすより1ミリ長くなりましたが、今回はこの実験を尊重して66ミリでキャブを切り出す事にします。
  別件の作業の為、蝸牛の如き進捗をお詫びします。