手作り考

  先の集まりで、手作り模型の良さを再認識したのですが、手作りとはどういうことか?と少し考えました。というのは3Dプリンタ等でつくったものは手作りと言えるのか?という疑問もあったからです。結論から言えば3Dプリンタを利用した模型も立派な手作りだと思います。それが、量産、販売を目的としない限りね。つまり、「自分の為の特別の模型」として作る限り、手段は問わなくて良いと思うのです。逆に如何に上手な職人さんが作っても、販売が目的の量産品は手作り模型とは言えず、見飽きがするのかな?と思います。集会ではT社の製品をライバルと考え、手作りでそれに追いつき、追い越したい一心で作っているという方もおりました。特別な工具を使ったものは手作りと言えないというのであれば、NC旋盤やマシニングセンタを駆使して作ったものはもちろん、旋盤やフライス盤を使ったら手作りにならないという理屈になり、糸鋸、ヤスリ、ハンドドリルだけで作らなければならないと言う制約になってしまいます。何故、こんなことを考えたかというと、K兄に納めるローラー運転台の製作が面白くないからです。納期があるので作る、注文があるので作る、それは工業製品であり手作り品ではありません。手が進まないのは楽天が負けたからではなく、コッペルの改修を早くやりたい思いがあるからです。でも、明日までは、この作業をせざるを得ない状況です。

  話は変わって、コンはもう一つの趣味がありますが、その趣味のお友達が縁で、来月23~24日、飛騨高山に遊びに行く事になりました。そして二つの趣味で楽しい出会いがありそうです。