旧作健在11 健在ではないBrooks

  自作の6号機は怪しげな伊予鉄のBタンク。問題は、これがナローなのか、サブロクなのか判明しない事です。後日恐らくナローであろうという推測が出来ましたが、当時なともかく16.5しか頭に無いので、16番で作りました。動輪はφ9.5で自作です。走りは良くありません。そもそも重心のバランスが悪過ぎます。そこで、工作のリハビリにこの機関車をレストアすることにしました。ポイントは動力装置です。

  ところで、この模型は別な意味合いもあります。16番の設立過程を考えると、ナローでも何でも16.5ミリの線路にあわせるというのが筋です。代表的なものが、つぼみの木曽森林ではないでしょうか?ですから、16番とは、プロトタイプの「らしさ」を残しつつ、16.5ミリの線路で走らせて、違和感が無ければそれで良いという事だろうと思っています。お断りしておきますが、ここでは不毛なゲージ論を展開するつもりはありません。ただ、今後の16番のありかたとして、純然たるスケールモデルではなく、セミフリーのようなある意味アバウト、ある意味では懐の深い方向を目指すべきだろうという事です。