6120の仕上げ・エピローグ

  ブレーキ装置をネジ止めして、銘版を貼り、試走を済ませました。完成です。


  SchenectadyはBLWと対抗する為にRogers等とALCOグループを形成し、ここに古典蒸機の花が咲き乱れるわけですが、40年前日本でも古典機製作グループとしてJALCOが誕生しました。その時コンは20才で、他の皆さんも同世代でした。そして古典機を作りまくり、徐々に独自の方向性のもとにモデルライフを続けています。この6120を修復して、あの頃の熱い思いが甦りました。その後コンは元々好きだったBタンクやナローものに手を出して、本格的な古典機から離れていました。でも、やはりイイですね。ナローの隆盛とは裏腹に、古典機の世界は少数のディープな世界ですが、徐々に若い人たちも育ってきました。ナローファンも8100とかコロラドナローに通じる古典蒸機を手がけたいと思っておられる方も少なくは無いと思います。珊瑚模型が古典機を作らなくなり、もはや自作するしかないのですが、この素敵な世界を語り継いでいきたいと思います。