Utility of micro washer

  下回りの塗装を落として、ロッドを組み込んでまわしましたが、あちこちカカリがあり、どうにもなりません。Dfさんの「ハシゴ法」にてペデスタルとサイドロッドの寸法チェックをした所、そちらはクリアしました。輪芯がフラットで、そこにサイドロッドが直接触れていますので、どうやらサイドロッドと輪芯のわずかなフリクションがカカリの原因かもと考えました。そこで、先日作った極小のワッシャをサイドロッドと輪芯の間に入れてみました。これが大成功、スルスルとまわるようになりました。実物でも、輪芯のバランスウエイトとの干渉を避ける為に、サイドロッドは裏側が少し凹んでいます。模型で、同様の効果を期待するのなら、ワッシャが一番簡単なのですね。さらに、サイドロッドとメインロッドの間もワッシャで少し隙間を作ってあげると、回転はスムーズです。今回はφ1のロッドピンに使えるようにと、外径1.6、内径1.1、厚さ0.2のワッシャを大量に作り、一部はナローの集まりでも頒布しましたが、大量に売れ残ってしまいました。ロッド駆動、あるいはロッドの調整にこのワッシャは極めて有用だと感じました。あと2000ヶあるので、いずれ機会を見て頒布するつもりです。今日はサイドロッドの調整で終わりました。最悪下回りはギヤ連動で作りなおすつもりでしたが、もしかしてロッド駆動で、このフォーニィが再生出来る見通しが立ちました。明日、シリンダブロックを組み直して、コロガシテストまで進みたいと思います。 

  このロコの修復をしながら、当時自分が如何に未熟であったか痛感しました。でも下手でも何でも挑戦する気持ちはありました。とことんやってみて、走らない、ダメだ!と諦めて仕舞い込んでいたロコです。死蔵寸前でレストアにこぎつけました。後日明らかになると思いますが、このロコは特別な存在なのです。ではまた明日!