Soldering iron

  今日明日は、所用があり工作は全く出来ませんので、つなぎの話題です。
  ハンダ鏝はシュアーの100Wですませてます。どうしても先は徐々にフラックスで腐食されて減ってきますので、時々整形します。多くのみなさんもそうだと思いますが、案外「叩いて」いないのでは?と思います。鏝先は「叩く」ことで鍛造といいますか硬化し、減りも少なくなります。K先輩は殆ど叩くだけで鏝先の整形をすませるそうです。
  ところが、やはり徐々に小さくなり熱容量も落ちてきます。ということは加熱し易くなるわけで、ヒータとのバランスが悪くなり鏝先の交換となります。写真下が使い込んでリタイヤした鏝先です。ハンダ鏝の原理は鏝先に溜めた熱をハンダを介してワークに放出して加熱しながら融けたハンダをワークに流し込むわけですので、熱容量は大きなファクタだと思います。あまり市販品を批判したくは無いのですが、つる首のように先の細まったハンダ鏝をベストのように紹介している記事を見て、はてな?と感じています。複数のお友達から、つる首型の鏝先はハンダの流れが悪いと伺ってます。反対に、Dさんのお宅で拝見した故祖父江師の愛用(というよりお手製)のハンダ鏝は鏝先がおおきくてごついものでした。大きめのワーク場合には、鏝先を押しつけるパワーも必要と伺いました。つる首型の鏝先は細かいもの、奥まったところのハンダ付け等に限定されるべきと思っております。

  今日はコテさきの話題で申し訳ありませんでした。