ポーターマイン(1)

  昨日お話ししたポーターの問題点に関しては、明日に繰り延べます。まだまだ問題はありました。たとえばシリンダの前面の部分、これは本来は少し凹んだ状態になっています。このことを後から知り、修整を諦めていました。しかしマインロコを製作するにあたり、ここを直しておくべきと考えました。どうするか?シリンダは斜めですのでそのままでは万力には銜えられないし、第一、センタをどうやって出すかということです。そこで、いわゆるセンタファインダの応用を考えました。シリンダにはφ1の孔があいていますので、φ6のシャンクで先がφ1となるような治具を作り、これでシリンダのセンタを探ります。バイスの銜え方が、あまり好ましくないことはお見逃しください。

  これは左側でちょっと異なりますが、クロステーブルのダイヤルを動かさないで治具をはずしてエンドミルに銜えなおして、ボーリングしました。

  これで、懸案のシリンダ前面の改良が出来ました。

  明日から、マインロコを2両同時多発で作ります。風邪はすっかり治りました。ご心配をおかけしました。