黒染め

  さて、今日はコンの黒染めのやりかたを述べます。模型工作の方法論は多々あり、より良い方法、効果的、効率的な方法もあるとおもいますので、これはこう作るに限るというような切り口はさけてます。自分はこうやってますので、ご参考ください。良いよう方法、間違った点があればご教授ください。そのようなスタンスでコンの方法をご紹介しますね。
  もともと黒染めは苦手でした。原因は脱脂です。挽き物は微妙に切削油がついていますので、完全に脱脂しないとムラに染まります。従前はシンナーでワイプするなどという原始的な方法でしたが。Dさんからトリクロロエタンによる燻蒸が効果的と教わり、トリクロロエタンも拝受しました。小さいパーツは浸すだけで十分です。今回はセンターピンの挽き物300ヶの黒染めです。小瓶に品物を入れてトリクロロエタンを注ぎ蓋をしてガシャガシャ撹拌します。

  これを茶濾しですくい取り、ティッシュペーパーの上で自然乾燥させます。ここからは絶対触りません。

  乾燥したところ、脱脂は完全と思います。

  次にこれを別な小瓶に入れて黒染め剤を入れます。

  数十秒シェイクするとこのようになります。

  あとはこれを乾燥させるだけですが、この状態では表面は完全にマットの状態に仕上がります。かつてはLPSを吹いていたのですが、乾燥するオイルのようなもので、半艶消しに仕上がりますので、最近は密封したビニール袋に品物を入れてCRC5-56をビニール袋内にスプレーしています。画像の容量がオーバーしましたので、今日はここまで、明日は、上京してナローの集まりに顔を出します。