炭素棒ハンダ付け装置の工夫

  Dさんの原法では、2ミリ程度の真鍮板をアースとして置いて、その上にワークを置いて、さらにフラックスを塗りハンダ粒子を置いて付けるワークを重ねて炭素棒を接触させて通電して、炭素棒から発生する高熱でハンダを融かしワークの間に流し込むということでした。しかし、コンのようにちまちました細かいものをハンダ付けする場合は、殆ど二つのワークをピンセットで把持して、ハンダ鏝でハンダを流していました。ですから、ピンセットで把持した状態で炭素棒ハンダ付け装置が使えるか?ということです。今回はそこで、ワークをピンセットで把持して、下をアースの真鍮版に接触させ、炭素棒は「ハンダ付けさせる」ワークに接触させて通電しました。炭素棒の先から赤熱して、見事にハンダ付けが出来ました。ピンセットは左手で素手で持っていましたが、もちろん感電等あらしまへん。ですから、アースをクリップにして、手持ちでハンダを流そうとかいろんなやりかたが出て来るかもしれません。