鉄道模型は

  走ってナンボだと思います。今日は同人誌のコラムを書きました。走りの問題です。ナローの世界では、調子良く走る蒸機は高い目標でした。歴史的にはNの小型機の下回りを利用するのが早道とされました。黒子の思想のJ社は簡略化した下回りを開発して、それで多数の製品を世に出しました。一方、フルスクラッチで蒸機を自作する人たちは、なかなか大変な困難に直面していました。早い話が、ロッド駆動はなかなかうまくはいかないのです。習熟した腕の良い名人がなせるわざです。Uさんのポーターも自分のバグナルも、ロッド駆動故、多少のギクシャクがあります。しかしギヤ伝動ならそういうことは解決出来るわけです。Nゲージの動力台車を活用することで、良く走るナローの下回りが出来、フェルトバーンのBタンクという一つのベストセラーが出来たことを感慨深く感じてます。また、独自の伝動方式を考案して、小さいながら良く走る小型蒸気を生み出したTさんは大したものだとつくづく思います。
  所属するナローの倶楽部に顔を出すと、皆さんの作品の走りの良さに感服します。コッペルだって、自分より調子良く走る作品を多々みます。
  Dさんのブログでも同様のことが書かれていました。ある意味では走りが全ての世界なのかも知れません。