雑文の続き

  昨日の文章は、故Kさんが天才型のモデラーで、その影響が強過ぎてそこから先に進めないのかな?という懸念と、才能の無いコンのような普通のモデラーが、天才型にはどうしても敵わないと言う、嘆きをごちゃまぜに書いていた様な気がしますので、整理します。故Kさんの影響から脱却し、新しいナローの潮流を作りたいと言う気持ちは、今でもあります。コンの場合それは実物主義、実感主義から離れ、ややオモチャっぽい、メルヘン的な、楽しい模型の世界を構築出来たらと思います。そう、夢のような世界です。その代表はモロさんかも知れません。
  天才型は少なからずおりますし、そういう人たちは模型でなくてもなにをやらせても一流になってしまう、万能の天才が少なく無いのです。コンの周囲にはUさんとDさんという毛色の違った二人の天才がおり、その狭間でシゴかれてやってきました。近年大御所のWさんともおつきあいがあり、その才能に舌を巻いています。還暦を過ぎて、そのような天才型の人たちと比較するのはやめようとかんがえ、努力型の普通のモデラーとして人生を全うしようと考えるに至りました。好きなことと、そのことに才能があることは別なことみたいです。幸い、一番好きなことを商売にする必要の無い立場に身を置くことが出来ました。下手でも、不細工でも楽しめればそれで良いのでは?と開き直っています。ガレージキットも問題は多々あり、故Kさんからみれば。野暮ったく思われるでしょうが、それは仕方の無いことと諦めています。もう少し良い方法があったかもしれないなと思いますが、なかなか・・・・。
  ともかく、立場としては楽しめば良い、楽しむのが一番、ということでこれからも綴っていきますので、どうぞよろしく。明日からまた工作のお話を再開します。