煙室

  今夜は満を持して本気で作りましたので、とりあえず煙室は出来ました。0.2t燐青銅板にリベッティングして、バーナーで鈍して、煙室より少し細い棒材に巻き付けて丸めて、所定のボイラにハンダで固定しました。ヘッドライトの取り付け座の孔がギリギリできわどいです。煙室扉を固定した後、孔をあけてもらうしかありません。またまた面倒な加工を強いることになりました。

  さて、ポーターの機関車の特徴は色々ありますが、小型機関車に関しては、煙室まわりがキュッと絞られている、といいますか、エンドビームがギリギリ詰められて、前の方はブルドックみたいに寸詰まりになっているのに対して、キャブから後ろのオーバーハングが大きく、ややテールヘビィ気味な所だと思います。ナローらしくデザインする場合、この要素は案外大きくて、動輪はやや前方に偏位して、寸詰まりになり、キャブが大きく後方は大きなオーバーハングにするとらしくなるのです。同じ事はコッペルにも言えます。問題は、今回思い切ってやや大きめにしたキャブとボイラが絶妙なアンバランスを構築出来るか?という点です。最悪、キャブの長さを詰めてバランスを取り直さなくてはなりません。コッペルのときは、試作を4回くり返していて、その試作段階はすべて保存してます。コッペルの時には突然のリリースで驚かれましたが、ポーターは開発の内ネタをバラしていますので、だんだん辛くなって来てます。ただ、開発状況をブログに書く事で良いアドバイスをいただくメリットもあり、痛し痒しですね。
  ところで、苫小牧のエッチング板はこの書き込みをもって頒布を終了させていただきます(7月1日、午後4時30分)。多くのお申し込みありがとうございました。