ドラゴンツール

  さて、PU101の改造キットは、本日30余り組み、注文をこなしましたので、もはや手元にも無くなりました。今夜はキット組みと、別件の趣味で、実質工作はしませんでしたので、恥ずかしながら失敗談をお話しします。
  ボーレー型バイスを愛用していて、口金を作り直していただく話は以前書きました。その時、さるお方から「青色のボーレーバイスが格安で入手出来ますよ」という情報をいただき、さっそく10台発注しました。10台でコッペルキット1セット分にもなりません。そして届いた品を見て、あきれるやら腹が立つやら・・。形はスイスの時計工具メーカー「ベルジョン」にそっくりで、実にカッコよいのですが、アリ溝はがタガタで、ネジの作りは粗く、全くスムーズに作動しません。仕上げも実に粗悪で、噛み合わせて、1ミリ以上上下します。何じゃこりゃ!これが噂に聞く「ドラゴンツール」なのですね。形だけ真似て、使いものにならない安価な粗悪品。試しにガタのあるアリ溝にカミソリを入れてみましたが、左右に0.3tを入れてもまだガタがあります。酷いなんてものではありません。このブログをご覧になっている諸兄には決してこんなものは入手されません様、ご忠告申し上げて、このバイスは捨てることにしました。これは工具ではありません。オモチャです。プンプン!