ロックタイトの謎

  ライブの神様H師は、私たち模型人に嫌気性接着剤というものがあることを教えてくれた人でもあります。「生きた蒸気機関車を作ろう」という本の中には、「ロックタイト」という嫌気性接着剤が紹介されており、その有用性に目覚めたコンも、精密はめあい用の#601と強力はめあい用#603を愛用しています。朋友のDf氏はこれでウインドシルやヘッダーを貼付ける事を考案し、コンも採用させていただいていますが、ハンダ付けよりは遥かに簡単で、良いアイデアと思ってます。しかし、某商業誌のケミカル特集ではこの接着剤は取り上げられず、編集部にクレームをつけようかとすら、思いました。モーターシャフトとギヤの固着はこれ以上のものは無いでしょう。もっとも、モーターの軸受けに入り込んだらアウトですので、慎重を要しますけれど。また、後日外したい時にはバーナーで軽く炙れば取れるのも有難い事です。
  さて、しかし最小単位が一瓶50ccなので、まずアマチュアは使い切れません。そこで、数ccずつフィルムケースに分包して仲間うちで分けていますが、これがよろしくないのです。つまり、フィルムケースの中で劣化(固まる)してしまうのです。そこで、遮光したらと、このように黒いフィルムケースに少量とって使っていても劣化します。爪楊枝をさしておくと、そこのまわりが固まります。しかし、もともとの赤い容器では決して劣化せず、固まる事もありません。赤い容器なので、赤外線が問題なのでしょうか?良くわかりません。詳しい方にご教授をお願いしたいと思います。フィルムケースに分売した場合、長くて六ヶ月で劣化します。もとの赤いケースで劣化した事は無いのです。またセメダインなどから小さな容器が出てるのでしょうか?皆さんの体験をお伺いしたくて、こんなブログになりました。