ライブの神様

 言わずと知れたH氏いやH師のお宅へ、U総裁、Dfさんと三人で訪問してきました。まあ、何しろライブの理論を考え、その通りに作れば必ず動くという信条で、ライブの設計では神と讃えられたお人で、敷居が高かったのですが、拝んできました。凄かったです。手書きの図面の精緻な事!作業場のきちんとしていること、そして作品のクオリティーの高さ(とても評価等出来るものではありませんが)、圧倒されました。シェイ、ハイスラー、クライマックスの三兄弟をレストアして、木造の箱に梱包されて眠っていました。師によれば、多分もう運転はしないだろうとのこと。ライブは運転の後の始末が大変なんだそうです。とりわけ、錆には細心の注意が必要だそうです。この機関車で20Kgあります。精度が良いので、逆転レバーをバックに入れて前進させると、シリンダーの圧力が上がって、少し動くそうです。圧搾空気で動く所を見たかったです。それと、クライマックスのスキュードベベル。ギヤを切削するバイト(ホブ)とそれを作る為のバイトも拝見しました、スキュードベベルでは、歯の山の形が左右対称では無いのですね。凄い技術で、顎が外れました。とても感銘深く、刺激を受けた東京詣ででした。師のライブの本は殆ど英語で、一部日本語に翻訳されたそうです。師によれば、英語の方が本は書きやすいとか、恐れ入りました。