解決、そして完成

  ショートの原因は絶縁車輪のタイヤと輪芯の絶縁不良(車軸と輪芯、タイヤとは絶縁良好)のため、ロッキングレバーを介して左右にショート回路が形成されることでしたので、その回路を遮断する必要があります。構造上絶縁をやり直す事は出来ないので、ロッキングレバーとフレームの間を絶縁する事にしました。ロッキングレバーの受けを真鍮パイプから孔をあけたベーク板とすることで絶縁は完成、ややガイドレバーの位置が高くなりましたが、ショートは回避され快調に走るようになりました。
  走りが確立されれば、あとは一気に完成へ。窓ガラスは半分に薄めた木工ボンドを細い真鍮線の先で窓枠の内側に数カ所点つけし、ピンセットでガラスを滑らせるようにして嵌め込んで無事取り付けを完了しました。ヘッドライトの変わりにランプ掛けがついて、ラッキョー煙突にはシンダ落としがつき、殆ど西大寺です。明日にも納入します。黒の塗装ですとホワイトメタルの肌荒れが気になりますね。
  尚、コンはKKCという蒸機工作派のクラブの事務局をしており、現在87号を編集中です。工作時間が少なくなりますので、これまでやってきた工夫や工具類、作品等をご紹介してブログに換えさせていただく事もありますので、ご了解ください。