フォークの作り方とカシめの問題

  模型製作では日本で三本の指に入るあるお方の原稿を纏めています。その中に、ロッドの厚みは0.6なので、t0.3の洋白板にロッドの厚み(1.5mm)程度の巾で0.5のスリットを糸鋸で設けて、ロッド材をL形に曲げ洋白板のスリットに下から差し込み、さらに曲げてプレスしてZ型にし、それを2枚張り合わせると0.6の間隔のフォークを作る事が出来ると言う記載があり、ええ?????としばらく考え込みました。どのみち図解が画像の説明が必要な事は感じました。その後のカシめの問題もわかりづらいので、コンもフリーズしてしまいました。しばし考察して、そうか!こういう事かもしれないと、工作本のネタをそのままブログネタにするというズルイ作戦です。
  フォークの部材はt0.3×1.3の洋白帯材。フォークに嵌るロッドはt0.8の真鍮のロッドという設定、ピンはφ0.6と想定しました。多分こういう事でしょう。今回はt0.4の板にスリットを設けて、ロッド材をLに曲げて差し込み、さらに曲げてプレスします。

  これを2本作ります。

  半田で接合して、形を整え、孔をあけます。フォークの完成です。

  相方のロッドはt0.8ですが、成る程差し込んでみるとピタリです。ピンはφ0.6なので、短くカットして叩いてみました。少し斜めに叩いて、全周するのがコツみたいです。コンは初体験でしたが、確かに頭の丸いリベットみたいになります。

  反対側も短くカットして叩いてカシめ完成。

  うん、素晴らしい技法ですね。いつもカシメピンは瞬間半田付けで逃げてましたが、叩くと上手くいくのですね。もっとも、その他にバイスで締める方法も知ってはいますが、HOクラスならこれで出来るんだと理解しました。ええ、今作っているドコービルには通用しませんよ、小さ過ぎますもの。φ0.3の線をカシめることができるなら、神業ですよ。
  ジョギングは25分14秒。週末には登山します。3345479