ピストンロッドの取り付け

  で、一晩かかりました。前述のように、φ0.4洋白線にt0.4の洋白板の小片をロー付けして、削ってクロスヘッドにハンダ付けするのですが、スライドバーとの平行が大切で、全部で8回やり直しました。コンの腕では4ケのシリンダーに同様に合うクロスヘッド/ピストンロッドを作る事は困難で、結局4組はすべて互換性はありません。ということは、ずっと夫婦、いやペアで製作する事になります。ピストンロッドは最後にカットしますので、前方に突き出しているのはご容赦下さい。

  4組はすべてお湯の中です。フラックスは落としておかないとトラブルの原因ですから。

  ここで、一言。鉄道模型で一番進歩したのはモーターだとおもいます。先達の先輩がどれほど苦労されたか、森長平氏に至ってはマグネットの位置まで変えたり、あのキドマイティーのマグネットを交換したとか、シムを改造して短くしたとか、惨憺たる苦労がありました。φ7のコアレスやミネベアもどきの10角モーターを見ながら、何て素晴らしい時代になったのだろうと思う反面、これだけ素晴らしいモーターに恵まれているのに、何で作らないのかな?という疑問もわいてきます。既製品/キットが豊富に出回る昨今は、作ることが少しないがしろにされてないのかな?と愚考しています。いえ、「車両は買うもの、レイアウトは作るもの」という思想を決して否定してはいないのですが、工作の楽しみが普及しないのはいかがなものか?という初老モデラーのボヤキです。
  走ってます。20分53秒(微妙なタイム!)。
  一月も終わりです。2月は殺人的なスケジュールになります。この調子でドコーのキットなんて出来るのでしょうか?