いざ出発

  明日から上京します。年に一度のKKC会合です。準備期間は待ったくなく、あわただしく近作を梱包しました。結局会合の準備の為に時間を割いて、自分の作品に手を入れる時間はありませんでした。明日は前夜祭、明後日本番です。帰宅後に詳細をレポートします。
  ところで、昨日の書き込みで多くの方にコメントを頂きましたが、その中でNの話題が出てきましたので、そこで思うところを書きます。すなわち、かつてはOゲージが全盛であり、HOはあくまでレイアウトを作る為に考えられたスケールであったとも言えます。ですからHOは車両工作に専念すべきではなく、レイアウト作りに励むべきゲージだと言えたのだと思います。従って「車両は買うもの、レイアウトは作るもの」という考えが育まれ、米国ではその考え方が主流です。ジョン・アレンはその典型だとおもいます。そこに16番の創設状況を考えれば、これから日本でレイアウトを普及させるにはHOクラスのゲージが良かろうと思うが、線路は16.5ミリしかないのだから、1/80くらいの縮尺で日本型を作ればそれほどおかしくないだろうと考えられたのはそれほど不自然ではないでしょう。同じ事がNで起きたわけで、レイアウトを作る為のゲージだから多少ガニマタでも1/150、軌間9mmでいきましょう、となったわけです。つまりかつて16番の規格をルーズに決めて車両本位ではなくレイアウト志向というゲージと捉えて多少のガニマタは許容範囲とされたのです。それが、近年ファインスケールと言う考え方からいかがなものか?ということになり、13ミリや12ミリが興ってきたわけです。すでにNゲージでも軌間7mmでという話もあるようです。逆にTT9はいわばHOを日本型にするならSn31/2としようという考え方と類似しています。言いたい事は、ファインスケールの車両を作る事を志向するか、レイアウトを志向するかで考え方が変わって来るという事です。16番のレイアウトと13ミリのレイアウト、12ミリのレイアウトそれぞれを比べてみるとこの問題が少し見えてくる気もします、逆に、日本ではあまりレイアウトが作られず、車両工作ばかりしているからこういう議論が興ってくるのかなとも思います.ゲージ論は引き延ばしたく無いので、この辺で止めときます、皆さんのご意見も「おてやわらかに!