事件!

  仙台在郷の鉄道研究家といえば、亀谷氏や柏木氏ですが、実は数件先の「北海屋」のご主人工藤氏も古くからの鉄道ファンで模型も作られていました。工藤氏に第1作のCタンクを見せたのがもう45年前です。残念ながら工藤氏は数年前他界されました。先日奥様が「これ捨てようと思うんだけど、価値がありますか?」と梱包された古い書類を持ってきました。何と廃品回収に出す寸前です。

  封を開けてみると青焼きの図面が見えます。

  な、なんと仙北鉄道の竣工図でした。大量にあります。

  どうやら廃止となった仙北鉄道の資料を大量に保存されていたようです。このような書類や点検関係、部品関係等山のようにあります。

  この社史も貴重な物です。

  さっそくすべて引き取ってきました。これだけありました。

  ちなみに「北海屋」も廃業となり、店舗には工藤氏のコレクションが陳列されています。こんなスゴいものもありました。




  さっそく友人の鈴木潤氏に連絡を取った所、飛んできまして全部持っていきました。いずれ整理してファイリングしてくれることでしょう。とまれ縁があって預かる事になったこの貴重な史料は、死蔵される事無く模型ファン、鉄道ファンに有効活用していただくことが、故人の望んでいる事と思います。同様にコンの作った物や工具類も、何時の日か後輩に活用して頂ければと願ってます。