日車20t(5)またしてもううむ・・・・

  模型仲間のUe氏は「このキットはかけうどんである」と話しておられました。その意味は、トッピングで如何様にも改造出来る良い素材という意味です。コンはうどんよりは蕎麦が好きなので「このキットはかけそばである」と言いたいところですが、ま、これは関東と関西の違いでしょう。キャブの入り口はドアが付いています。多くは開放的ですが、モータを隠すにはドアは必要でしょう。とするとドアの開閉ノブが必要かな?というところから、迷走が始まりました。

  良く出来たキットで、もうガレージキットなんて出せないな!と嘆じてしまうのですが、逆にかつての乗工社のキットの様に改造が通じないキットかも知れません。多少古典機の雰囲気問う事で、バッファーを付けて開放テコ類は付けないことにしました。しかし、つかみ棒を付ければ、フロントビームにステップが必要になります。炭庫も同様です。ブレーキは蒸気ブレーキなので、Bタンクと同様、右サイドに蒸気ブレーキシリンダー、左サイドはハンドブレーキの梃子類で何とかなりそう。ここで、最大の問題となります。すなわち、アルのモータを使うと、ボイラやキャブ妻板の欠き取りはやむを得ませんが、床板を切り抜くかどうかです。床板とモータとのクリアランスは0.5くらいなので、床板を切り抜く事は不可能、ということは床板を取り付けてからモータをマウントする事になります。これは夢屋のBタンクでも同じ問題がありました。すなわち床板にモータを固定すると、床板とフレームの固定が後回しにしておかないと、組めないのです。そのことで、悩んでいます。
  実は本日「いわき市」に行ってきました。新婚時代に3年過ごし二人の子供を授かった思い出の地です。震災後一度も訪れていませんでしたが、常磐道が開通していましたので行ってきました。ゆっくりで2時間半です。アクアマリンでお魚を愛でて、海産物を買い求め、海鮮丼を賞味しました。「メヒコ」は混んでいて、「カニピラフ」は断念しました。中途大熊町広野町を通過します。田んぼは荒れ放題で、黒い放射性廃棄物の袋が転がっています。仙台は0.2μシーベルトですが、楢葉あたりで4μシーベルトに上昇します。原発の後遺症は確実にあります。そして、原発事故に関して、これまで推進してきた関係者の責任を問われない事、廃棄物の処理が見通せないのに再稼働することに関して、強い懸念を感じます。西ドイツを見習いましょう。太陽光や地熱等の自然ネルギーを優先的に活用していかなければ、私たちの未来は無いと思います。