今日はまたまたタワゴト!

  そういうわけで、シェイの止水栓のパーツを作り始めました。六角ユニオンは既製品がありますが、コック部分は外径1.0,内径0.5のパイプから削り出す事にします。このコックに小さいハンドルが付いているのには参りました。旋盤の回転数をMaxにして、ルーペで見ながらの作業です。

  2両分ですので4ケ、恐らくその倍作って良いものを使う事になりましょう。なりましょうと書いたのは、別件で神経が疲れていて作業を中断したからです。
  で、タワゴトです。以前に龍安寺の石庭みたいなレイアウトを作ってみたいというような事を書きました。問題は「石」で、JAMで探しましたが良い「石」はありませんでした。イシがイシを探すなんて駄洒落はさておいて、思い付いたのがいつも急性の蕁麻疹で来院する石屋さん。「あの、ジオラマというか、箱庭につかう石ころを探しているんですけれど、少しわけてくれません?」「あ、角ばった奴ね。大きさは?」「1〜3cmくらいのものです」「どの位いるの?」「すいません、色々選ぶの2キロくらい。」「わかりました、この前の診察料が未払いなので、支払いかたがた持っていきます」。というわけで、商売を悪用してジオラマ用の石を入手しました。

  え?随分「座り」が良いって?そうなんです。実はガラスの関係でダイヤディスクがあるので、研磨出来るのです。

  庭師は石を置く事を「石を立てる」と言います。その石を山に見立てたり、さまざまな意匠をこらすわけです。これは生け花と同様デザインの問題で、そのようなセンスが決定的に欠けているコンにとっては大きなハードルです。絵心はありませんが、憧れる気持ちはあります。研磨した石を並べて、固定せずいろいろ見当するのは、植木屋さんがタバコを吸いながら眺めている構図に似ています。

  以前にレイルだけ敷いた「切り株レイアウト」にこの石をあしらってみました。白い三角の石を雪山に見立てて、奥に配置し、その手前に近くの山、丘、小山、そういった想定で並べてみても決まりません。何度も何度も並べ替え、もっとも良い感じになるまで、机の上で沈思黙考する、それもまた鉄道模型の楽しみの一つかも知れません。もちろん草木を追加する事で更に良くなるでしょう。でも、基本的な石の配置がおそらく決定的でしょう。機関車作る脳とは別な脳を働かせねばなりません。子どもの頃から工作が得意で絵が苦手だったツケがこの年まで祟ってます(笑)。

  これが決まれば、ロンドンで'Oh Japanese Garden Layout,Good!'と言われる事になるのですがね。SKTさんあたりにヘルプとなるかも・・・・。