シェイに挑戦(34)机上の空論?

  同人誌の印刷袋詰めが終わり、明日発送です。また、別件も1時間程精進しました。
  今回の失敗、作り直しは、十分な検討、吟味無しにカプリング等を作り、後で長さを調整すれば良かろうと言う甘い考えが根底にありました。さすがに工作まではいかないので、ともかく紙で模型を作って??検討してみました。これはDfさんがジョイ式バルブギヤの動きを検討した時に使った方法です。
  オリジナルのままでは、台車間は55mm、台車は24mmで、伸縮ジョイント部分の有効長はぎりぎり7mmでした。乗工社の設計図では後方が5mm、前方が4mmで、ここに伸縮ジョイントを仕込むのは不可能です。

  概略150Rのカーブまで台車を傾けると9mmまで伸びます。

  反対に傾けると5mmまで縮みます。

  この時のジョイントの食い違いはかなりのもので、シェイは実物とは裏腹に、曲線通過対策が難しい事を痛感しました。
  そこで、台車間を1mmずつ延ばして、さらにボルスタセンタをエンジン側に2mmずらしてみました。すると、有効長はあたりまえながら8mmに、そして伸縮巾は±1mmで済む事がわかりました。また、シャフトの食い違いもかなり改善されています。

  つまり、台車のセンタをずらす方策は有効という事が判明しました。ですから、手間を惜しまず、ボルスターを作り直し、台車のセンタをずらして、伸縮ジョイントを精度よく作れば、何とかなりそうな目処が立ったわけです。
  明日は、その前にモーターブラケットを作り、エンジンがきちんと動く事を確認しましょう。それからバルブギヤを取り付けて、一旦エンジン部分を取り外し、ボルスターセンターの加工に入ります。考えてみればデフォルトのボルスターは内側台枠の取り付けの為に変な形をしています。フラットに作れば、もっと安定する筈ですね。