フォーニィを考える

  今日は同業の新年会、明日は東京出張で模型は作れませんので、つなぎの話題を。
  フォーニィの魅力に惹かれてもう40年以上、20才の時につぼみの木曽森林をフォーニィに改造した写真を故山崎氏にみつかり、記事に書くよう命ぜられたものの、果たせずにおりました。それは「走らない」からです。正確には「牽かない」のです。重量バランスが悪く、死重が大きいので下手をすると僅かの斜面でスリップします。
  その後○×氏から部材の提供を受けてHOeの本格的なフォーニィも作りました。メイソンボギー構造として、従台車にゴムタイヤ車輪で駆動すると言うアイデアでした。



  しかし、駆動方式に難があり、バックは快調ですが前進が不調と言う問題が生じ、そのまま展示ケースの肥になっています。
  近年発売された木曽森林のBLWをみて刮目しました。それは2ヶモータで従輪も駆動する方式だったからです。そうか!全軸駆動しか無いのだ!とその時に悟りました。すでに複数のキットメーカに「せっかく砂川病が流行したのだから、是非フォーニィを模型化してみて!」と催促しておきました。ある意味では良く走るフォーニィの模型化はシェイより難しいかもしれません。マイクロトレインズの製品には注目しています。