形式5組み立て記(46)ブレーキは問題アリ!

  ブレーキにかかろうと、パーツ類を点検し、組み立て法をチェックしました。あれ?おかしいゾ!と思って、「鉄道史料44号」のブレーキ図をチェックすると、案の定間違ってます。すなわち「ブレーキ引き棒」は1本が正しいのです。この製品は著明な模型人の作品を模型化しており、あまり考証はなされていなかったようです。引き棒が2本で設計されています。ということは、これは作り直しとなります。

  さらに驚くべき事が判明しました。ブレーキ梃子はこの動輪押さえ板の突起にイモ付けだそうです。

  しかも、ブレーキハンガー/シューはこの梃子にやはりイモ付けとのこと。こりゃあ、強度は全くダメですね。ここに至って、先のBタンクの様に、ブレーキ梃子にハンガーを取り付ける線材をハンダ付けして・・・・・ということになりそうです。作り直す必要を感じない人は、このままイモ付けで組めば良いのですが、きっとハンダは外れると思いますよ。
  そこで故内野師の作品をチェックしたところ、驚く事がありました。内野作品はブレーキ梃子は真鍮棒だったのです。当然引き棒は省略されていて、何とブレーキ引き棒はキャブ下から灰箱に曲げられ固定されていました。そう言えば、「ひっくり返さなきゃ見えないモノなんて、作る必要無いだろ?」とおっしゃってた事を思い出します。K-27もブレーキ関係はお粗末でモデルワムさんからロストのパーツが追加で出ていたことを知る人は少ないでしょう。
  何れにしてもツッ込まれやすいコンとしては、工作力は拙くても、ブレーキ関係は作り直さざるを得なくなりました。ハンガーとシューは利用します。